INDEX(内閣府国際社会青年育成事業)2022のこと(2/N)-INDEX2022 概要~選抜-

ここでは、令和4年度 国際社会青年育成事業(INDEX2022)について、現在申し込みを考えている方が気になっているであろう選抜などを中心に記載していきたい。

1.INDEX2022概要

※公式な内容や詳細は、内閣府のページより公開されている事業報告書をご参照ください。

https://www8.cao.go.jp/youth/kouryu/online/pdf/ikusei/2022.pdf

-ハイブリッド形式

2020年以降、全世界的な新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受けて、内閣府の国際交流事業もオンラインでの実施が中心となっていたが、INDEX2022では、3年ぶりとなる対面を含め、オンライン交流と対面交流を実施するハイブリッド形式での開催となった。なお、ハイブリッド形式での実施がなされたのは、令和4年度ではこのINDEXと世界青年の船の2事業のみであった。

-テーマ

INDEXでは、例年ディスカッション相手となる国における課題や特徴に合わせて、ディスカッションのテーマが設定されている。(予算説明の都合か内閣府の関心ごとに合わせられている)

INDEX2022では、

 欧州地域「ITの活用」

 中南米地域「災害対策」

 両地域共通「IT の活用、災害対策の観点から考える街づくり」

といったテーマが設定された。

 INDEX2022においては、まずは主となるテーマをどちらか選び参加するのであるが、最終的には両テーマを融合した共通テーマについてもディスカッションを行った。

 そのため、ITの活用テーマであっても、災害対策について考えたりインプットする必要があり、逆もまたしかりである。

-スケジュール

  前述のとおり、INDEX2022はハイブリッド形式であり、

①事前研修・オンライン交流(オンラインベース)

②対面交流

③事後研修(オンラインベース)

の3ステップに大きく分かれ実施された。

①事前研修・オンライン交流(オンラインベース)

 10月ごろよりZoomにて実施され、月に1,2度半日程度の拘束で実施された。

 実施内容は、本事業についての説明や、テーマや各交流国に関するインプット、そして対面交流前のメンバの簡単な自己紹介やアイスブレイクであった。

また、このころから合わせて、対面交流時に発表するプレゼンテーション資料の作成が各国のメンバに課題として課せられ、独自にZoomなどで日程を合わせてプレゼン資料の作成準備を行っていった。

②対面交流

 12月の7~16日の10日程度の長く短い期間で、日本国内に参加青年が集まりディスカッションや研修、交流を行った。

 初めの12月7日~11日は、成田空港周辺のホテルにて軟禁状態泊まりこみでディスカッション・交流を行った。

 その後、12月12~15日は、テーマごとに「ITの活用」チームは香川県へ、「災害対策」チームは新潟県へ移動し、その地域のIYEOという組織が運営するアクティビティに参加することとなる。

 そして、12月16日に東京へ戻り、各国の大使なども参列する中、本事業のフェアウェルパーティーが実施され、対面事業は終了となった。

③事後研修

 対面交流が終わり一息つき、年末年始を迎えた直後に事後研修として、外部向けの事業報告会の準備に追われることとなる。

 INDEX2022では、2/11に事業報告会があり、結局1月から2月はほとんど毎日のように何かしら事業報告会の準備に追われていた。特にオンラインベースのやり取りであることや、みな学校や業務後に準備に携わること、そして外部向けの発表であるため内閣府との確認が多く発生するためここは、かなりの時間を要するパートとなった。

2.INDEX2022参加者属性

INDEX2022においては、国内での開催であったことや通常の事業よりも交流期間が短かったことから、

社会人での参加が多く目立った。

-日本

ITの活用

社会人:学生比=6:1と、ほぼ社会人で構成されていた。

社会人は、IT関係が多くその他、公務員、ソーシャルワーカー(!)などであったが、「活用」がテーマである故か、がちがちのエンジニアはおらずどちらかというと企画や営業・コンサルなどの職種がメインであった。

災害対策

 社会人:学生比=2:3と、こちらは学生からの参加が多かった。(むしろそれが普通な気もするが。。。)

 社会人側は、災害対策に普段から携わっている公務員の参加が多かった一方で、学生は、専門が災害対策であったわけではなくどちらかというと「国際交流」という側面での参加が多いように感じた。

欧州地域

-ドイツ連邦共和国

 ドイツからは、学生と社会人の比率はおおよそ半々程度であった。とはいえ、欧州の国は就職後に再度大学院に入りなおすパターンが多いため、明確に学生とも社会人とも言えないような状態であった。

 いずれも、ITをメインとするよりは、ソーシャルワーカーや公務員の参加が多く新鮮であった。

-エストニア共和国

 こちらはやや学生の参加が多かった。みんな大好きIT先進国のエストニアであるが、専門がITという参加者はあまり多くなかった。ただ、エストニア代表団の団長が、Wikipediaに掲載されているほどのエストニアの科学技術に貢献されている人物であり、彼女の話は非常に興味深かった。(ITではなくゲノムサイエンスであったが。。)

中南米地域

-ドミニカ共和国

 こちらも社会人・学生の比率は半々程度である。テーマである災害対策に強く関心を持つ参加者が多かったという印象と、医師!での参加者がいらっしゃった。

-メキシコ合衆国

 やや学生の参加者が多く、こちらも社会人は防災関係の職種についているなど災害対策に関心を持つ参加者が多かった。

中南米からの参加者はさすがラテンの陽気さで、彼らがいるだけで場の雰囲気が盛り上がったことがとても印象的であった。(彼らはしらふでも踊りだす)

3.INDEX2022選抜

さて、INDEX2022の参加選抜についてである。※あくまで、2022年度の体験談であるため、2023年度以降は変わっている可能性あり。

①書類審査

②Webテスト

③個人面接

④グループディスカッション

のステップで実施された。

 書類審査については、参加動機や過去の経験、基礎情報などを記載するいわゆるESである。主にここに記載した内容に沿って、個人面接の際に、参加動機などをふかぼられるイメージであった。

 Webテストについては、巷にあるWebテストの中でも結構難しい種類のテストが使われたイメージである。私も初めて出会った種類であり苦戦したため回答率も高くなかった。かなりの難しさで、終わった後は少し落ち込む可能性があるが、多分みんな同じような出来なのではないかと思われるため、そこまで悲観しなくてもいい気はする。

 グループディスカッションについては、自分の申し込んだテーマに関するお題が出題された。正直このグループディスカッションにいた人物は全員受かっていた気がするので、選抜というよりグループでの行動やディスカッションに問題がないかや、テーマに対してアレルギーがないかなどを見ているのではないかという気がした。

 

以上、INDEX2022の概要や選抜体験談などについてである。

また、追って体験談や得られた知識などを記載できる範囲で投稿していきます。多分。。

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