0.はじめに
男もすなるなんとやらに、いまさらながら私が筆をとろうと思った理由は、あまたあるインターネットの海に、あまりにもINDEX(以下、本事業と呼ぶ)に関する情報が少ないように感じたからである。
時は2023年5月12日、まさにWHOがコロナウイルス感染症拡大に関する緊急事態宣言を解除したため、世界が大きく動こうとしているときである
私が本事業に参加した2022年はまさにまだ感染が拡大中であったため、モルモット的にハイブリッド形式での実施であったが、今後パンデミックが収まりを見せれば、4年前と同様の形式に戻りつつあるであろうと推察されるため、ここでの情報とは大きく変わっている可能性がある。
INDEXについての情報を求めて本記事を読まれる場合は、そのことを考慮したうえで参考にしていただきたい。
1.自己紹介
2022年 内閣府国際交流事業 国際社会青年育成事業(INDEX) ITの活用分野 ユースリーダーとして参加。
いわゆるコンサルティング()業界でOLしながら、週末は通信制の大学にも通っているため、大学生なのか社会人なのかどっちつかず。
真の学生時代は文系のど真ん中法学部(あまり授業にはいっていなかった)で乗馬サークルと留学生支援サークルやインターンシップなどをふらふらしていた。
2週間程度のサマー・ウィンタープログラムでニュージーランド・台湾・エストニア・インドなどへ行ったことはあるが、それ以外は旅行程度しか海外経験はなく
堂々と胸を張って純ジャパだといえよう。
2.概要
本記事では、冒頭にお示しのとおり、INDEXとはどのようなものなのかなどをINDEX2022の参加経験に基づいて、2023年度のINDEX参加を考えている方の参考となるよう情報を少しずつ時間の許す限り示していきたい。
3.内閣府国際交流事業とは
内閣府の国際交流事業については、正直内閣府公式ページやその運営を行っているCENTERYEのページ、主要事業の世界青年の船のページなどを参照されたい。
- 内閣府 https://www.cao.go.jp/koryu/
- 一般財団法人青少年国際交流推進センター http://www.centerye.org/
- 世界青年の船(Instagram) https://www.instagram.com/shipforworldyouth_swy/
内閣府のページの歴史のページにも記載があるが経緯としては
■ 内閣府の行う青年の国際交流事業は、昭和34年度に、当時皇太子殿下(現 上皇陛下)の御成婚を記念して時の岸信介内閣総理大臣の直々の発議により「青年海外派遣」事業が開始されたことが発端となり開始されました。
と、皇太子殿下のご成婚を契機として、戦後の国際交流を高めるべく日本の青年が各国の海外青年と草の根で交流する機会を設立され、それが今日まで継続されている形である。
【余談】
なお、非常にテクニカルな話であるが、主催が内閣府であるので年度末になれば来年度の予算の要求書に、来年想定されているテーマなどをカンニングすることができる。

東南アジア青年の船については、予算請求時とは異なり、今年は船の活躍はなさそうであるが、事業でどのようなテーマが扱われそうであるか、どのような動きをしそうであるかの想定を立てやすくなる。(まぁテーマについては、内閣府が最近お熱になっているテーマが取り上げられるだけであろう。最近はDX,デジタル田園都市国家構想、GX、防災といったところであろう)
4.INDEX(内閣府国際社会青年育成事業)とは
上記の内閣府国際交流事業には、いくつかの事業がある
- 世界青年の船(SWY)
- 東南アジア青年の船(SSWYAP)
- 日本・中国青年親善交流事業
- 日本・韓国青年親善交流事業
- 国際社会青年育成事業(INDEX)
このなかで、いまいちパットしないのが国際社会青年育成事業(INDEX)である。
内閣府のページの説明を引用すると
昭和、平成の皇太子殿下の御成婚記念事業を、2019年のお代替わりを契機に発展させた事業です。世界各地域ごとの課題をテーマに設定し、当該課題を抱える2か国に日本青年を派遣して現地青年とのディスカッション、施設訪問及びホームステイを行います。また、帰国後は、派遣先から招へいした外国青年と国際青年交流会議に参加し、テーマに基づくディスカッションを通じてプレゼンテーション能力やコミュニケーション能力を高めます。
とのことである。
本事業は、SWYやSSWYAPと比べ船ではなく航空機で派遣を行われていたため、航空機事業と呼ばれる時代もあったらしい。
それらを踏まえて、ざっくりポイントで説明すると
- 船ではなく航空機を用いて国や地域を移動する(※注意!!団体扱いなのでマイルはたまらない!!)
- 内閣府が取り組みたい課題をテーマに各国青年間でディスカッション・視察を行う
- 課題に関心のある地域(欧州・中南米)の国との交流が行われる
- 交流に際しては、各国の文化の紹介なども行われる
といった具合である。
このように記載すると、少しハードルが高く感じるが、実はハードルは世界青年の船などの他の事業に比べて実は意図的に低く設定されている。
それは、なぜかというと
- ディスカッションをサポートする逐次通訳担当者が同行(これはINDEXのみ)
- 国際交流はもちろん、テーマへの関心から世界とディスカッションしたいという参加者を歓迎している
からである。
国際交流に興味はあるが、語学力に自信はなくてもテーマに対する関心が強ければ十分台に乗ることができる、橋渡し的な事業となっている。
ここまで、少し形式ばった紹介となったが、次回以降で実際の令和4年度国際社会青年育成事業(INDEX2022)について少しずつ紹介していきたい。
コメント
Hi, this is a comment.
To get started with moderating, editing, and deleting comments, please visit the Comments screen in the dashboard.
Commenter avatars come from Gravatar.